能登のお買い物帖 007 丸柚餅子(まるゆべし)

製造は年に一度、完成するまで四ヶ月。伝統の高級銘菓
丸柚餅子


秋に収穫される旬の柚子の中身をくり抜き、その中に練り上げた餅をつめて蒸し上げ、自然乾燥させます。その工程を4ヶ月間かけて何度も繰り返してつくりあげる輪島伝統の銘菓、それが丸柚餅子です。その歴史は古く、源平のころ保存食や携帯食として生まれたものと伝えられています。
中につめる餅は、明治時代からの老舗である柚餅子総本家の中浦屋が秘伝の材料を調合して練り上げたもの。この餅のひかえめな甘味が柚子の皮の苦味とあわさって、上品なおいしさを醸し出します。薄い半月切りにしていただくのが通常ですが、千切りにしてお吸い物などに入れると芳香豊かな汁物がお楽しみいただけます。
またこの柚餅子、製造仕込みされるのは年に一度だけ。地元では高級菓子として知られており、お客様へのお茶うけや贈答品としても重宝されています。知る人ぞ知る高級銘菓、ぜひご賞味ください。

■お問い合わせ
石川県輪島市河井町わいち4部97番地
「柚餅子総本家 中浦屋」
TEL.0768-22-0131
FAX.0768-22-8610
Fのさかな創刊号掲載