ブリ

なぜブリは養殖ができるの?

今や養殖ものは、日本のブリ消費量の8割にも達します。ブリと同じ回遊魚であるマグロやカツオなどが、養殖が難しいのに対し、なぜブリは養殖ができるのでしょうか?
実は一般的な回遊魚は泳ぎながら海水を取り入れてエラ呼吸をしているため、泳ぎ続けないと死んでしまいます。しかし、ブリは止まっていても金魚のように口をぱくぱくさせて海水中の酸素を取り入れることができるので、遊泳範囲が区切られる養殖でも、弱らずに育てることができるのです。
ちなみに、養殖ものは回転寿司で回らないと言われています。
養殖ブリの若魚であるハマチは、九州や瀬戸内海が主な養殖場となっています。養殖のハマチは、イワシをエサにして短期間で太らせて出荷するので、当然値段も高くなり、水っぽくもなります。養殖ハマチでも、獲れたては身が締まっているのですが、少し時間が経つと身が柔らかくなり脂っぽくなってしまいます。だから作り置きの回転寿司では、ハマチは決して回っていません。お店の人にオーダーして握ってもらいましょう。

※関西や関東など地域によっては、ブリや若魚の養殖ものをハマチと指す場合があります。
※関西や関東など地域によっては、ブリや若魚の養殖ものをハマチと指す場合があります。

ブリの子じゃない「ブリコ」の話

秋田の名産「ハタハタ」の卵は、ブリコと呼ばれます。タラコがタラの子どもであるように、ブリコと聞くとブリの子どもと勘違いする人もいるかもしれません。なぜこのような名前がついたのでしょうか。
まずは、丸くて歯ごたえのあるブリコの卵は、噛むとブリブリと音がするから、という説があります。
また、安土桃山時代の秋田藩主であった佐竹義宣さたけよしのぶにまつわる説もあります。もともと水戸藩主で、ブリが大好物だった佐竹氏ですが、秋田に左遷されてからは、ブリが手に入らなくなりました。そこで、ブリの代用としてハタハタを食していたことから、ハタハタの卵をブリコと名づけたのだそうです。

Fのさかな2号ブリより