能登の珪藻土100%でできた日本初の珪藻土ピザ窯

同業者が手を組み、新しいものづくり

珪藻土はおよそ二千万年前の海中で、珪藻という植物性プランクトンの遺骸が化石となり長い年月をかけて堆積してできた岩です。能登の珪藻土の埋蔵量は日本一と言われ、昔から珪藻土七輪やコンロなど珪藻土製品が多く作られてきました。昭和30年代まで家庭の調理は七輪が主流でしたが、高度成長期、技術の進歩でガスが普及し、需要は次第に減少していきました。素材としての用途である工業用耐熱レンガも、高度成長期には多くの需要がありましたが、オイルショック以降、生産拠点の海外への移転にともない需要は縮小していきました。

能登珪藻土研究会は、能登の珪藻土製品の生き残りをかけて珠洲市と七尾市の同業者が手を組み、新しい製品をつくり地域を活性化させるため2009年結成されました。年月をかけて培った珪藻土の製品づくりの知恵と技術を結集し、現代のライフスタイルに合った新しいものづくりに挑みました。

dogamak2
能登の珪藻土でできて能登珪藻土ピザ窯DogamaK2

デザイン面で金沢美術工芸大学、性能や温度データなどの技術面で石川県工業試験場、販路開拓や助成金の面では石川県産業創出支援機構のサポートと協力を受けました。

短時間で、外はパリッと中はもっちり

DogamaK2は、これまでになかった珪藻土のピザ窯という新しい発想から生まれました。
インパクトのある外観は、焼成された珪藻土を鉄で補強したシンプルながらも力強いデザイン。外観の印象はもちろん、機能性にもいくつもの工夫が凝らされ、珪藻土の持つ特徴を最大限に引き出しました。

特徴のひとつが、ピザ1枚が2分足らずという短時間で焼けることです。天井部のくぼみは、熱の対流を発生させるための工夫です。ピザを焼くときは、下からだけでなく上からも加熱する必要があります。蓄熱性の低い珪藻土で表面にこんがりと焼き色をつけるため、くぼみをつけることで熱の対流を発生させます。熱が上から下へと回り、表面にこんがりと焦げ目がつくことを実証しました。生地の中の水分は一気に気化し、外はパリッと中はもっちり焼き上がります。

珪藻土を採取する
能登半島には珪藻土の大きな鉱脈がある
珪藻土を採取する
職人がひと塊ずつ手で切り出していく

業務用にお求めやすい価格設定

試作1号では、5~7分かかっていた焼き上がり時間が、このくぼみによって2分足らずで焼き上げることが可能になり焼きむらも解消できました。
オプションで温度センサーも用意されていますので、焦がす心配もなさそうです。さらに、特殊素材を使用したグリルプレートがピザをもっとおいしく焼き上げます。 珪藻土のもつ断熱性を十分に生かした構造設計がなされているので、石窯のように外側が熱くなることもなくやけどの心配もありません。店内に設置しても、空調に影響を及ぼすこともありません。スタイリッシュなデザインは、店内の雰囲気づくりにも一役買ってくれること間違いなしです。
省エネや安全性の点でもメリットがあることから、業務用だけでなくピザパーティーなど、家庭用の用途も十分考えられそうです。価格も一般の業務用に比べ、お求めやすい価格設定となっています。
珪藻土産業で培った技術を駆使し、ひとつひとつ手加工でつくられます。あたたかみのある珪藻土の土色と鉄の黒、異素材の組み合わせが斬新な、日本初の珪藻土ピザ窯、ニューフェイスの誕生です。

能登珪藻土ピザ窯DogamaK2
オプションでキャスターも用意されています
能登珪藻土ピザ窯DogamaK2を設置した店内
能登珪藻土ピザ窯DogamaK2を設置した店内

Fのさかな24号アイナメより

能登珪藻土ピザ窯DogamaK2のお求めはこちらから