能登のお買い物帖 001 神子原米(みこはらまい)

ローマ法王に献上された「神の米」

神子原米

神子原米


能登半島の入口、羽咋市神子原地区の棚田でとれる「神子原米」は2005年日本の米として初めてローマ法王に献上されたコシヒカリです。
これまで「日経ビジネス」の「何でもベストテン」の「消費者が選ぶ全国の美味しいお米」で2度も3位に選ばれ、人気料理番組「どっちの料理ショー」でも特選素材に選ばれました。
神子原米は、標高461mの峰から運ばれてくる雪どけの清流と、山間部特有の寒暖差で育つため、粘りと甘さが強くなります。その炊き上がりはもち米のようにもちもちとした弾力があり、米粒はつやつやと輝いています。まずは炊き立てのご飯で、じっくりその甘味を噛みしめてください。冷めてもおいしさはそのままですので、他のお米との違いを実感できます。
神子原米は収穫量が平野部に比べてとても少なかったため、以前は流通段階で他米と混ぜられてしまい、この米だけを食べられるのは、一部の旧大名家や食通だけでした。
しかし、食した人からの味の評価が非常に高く、メディアにとりあげられるようになってからは全国から注文が殺到。一時は市内でも入手困難となり、東京では日本橋の高島屋でしか購入できません。名実ともに世界に誇る最高級米です。
神子原米

■お問い合わせ
石川県羽咋市役所農林水産課 高野
TEL 0767-22-1116

Fのさかな創刊準備号掲載