能登かき/さかなの日
だんだんと寒くなる季節となりました。
今回は冬こそ食べたい「能登かき」をご紹介します。
「能登かき」とは
石川県の七尾湾では、能登の自然に育まれた地域の特性を活かし、真牡蠣(まがき)の養殖が盛んに行われています。色々な牡蠣の養殖方法がありますが、能登では牡蠣の種苗がついたホタテ貝殻を連ねて筏(いかだ)や浮きに吊るし、成育を待って収穫する垂下養殖法を主としてます。
古くは明治から始まったと言われる七尾湾での牡蠣の養殖は、現在では日本海側で最大の養殖地を誇り、生産量も日本海側一の産地となりました。そんな七尾湾で採れた真牡蠣は、能登を代表するブランド「能登かき」と呼ばれ皆様に楽しまれる食材です。毎年、能登かきの出荷が最盛期を迎える冬には、地域で牡蠣祭りが開催され、多くの人が堪能しに能登へ訪れるほど人気の能登かきです。
参考:七尾西海 能登かき
能登産牡蠣の特徴
能登半島は日本で初めて世界農業遺産に認定された地域で、能登かきが育つ七尾湾の三方は自然林に囲まれており、海に流れ込む3つの川が山からの栄養分を運んできます。また、湾内は波が穏やかでプランクトンが豊富で、牡蠣の育つ理想の条件が揃った海域なのです。
能登の里山里海の恵をうけた豊かな水質で牡蠣が育つため、他の産地では育成に2年かけるところを1年で出荷できる大きさに成長します。このため能登産の牡蠣は他と比べ小ぶりですが、肉厚で滋味豊かな味わいです。
「海のミルク」と
呼ばれるほどの完全栄養食
牡蠣といえば海のミルクと呼ばれていますが、剥き身の見た目が白いことと牛乳のように栄養が豊富なことから、こう称されるようになったと言われています。
栄養成分を調べてみると、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラルの他に、疲労を回復させるタウリン、血を作るビタミンB12や葉酸といったビタミンをたくさん含んでいます。肝機能を助け免疫力を上げる効果もあるので、冬こそ食べたい食材です。
また、豊富に含まれるアミノ酸のグリシンと旨味成分のコハク酸、エネルギーの元であるグリコーゲンのハーモニーにより、他の貝にはない牡蠣ならではの奥深い味わいを感じさせてくれます。
剥き身一つ16kcalほどなので、あまりカロリーを気にせず食べられるのも嬉しいですね。
牡蠣のおいしい食べ方
牡蠣はどんな食べ方をしても美味しい食材で、地元では炭火焼きで楽しみます。牡蠣鍋や牡蠣ご飯はもちろん、煮ても焼いても蒸しても揚げても不味くなりようがありません。
生食用の牡蠣を酢の物やレモン汁などでつるんと食べるのもいいですし、塩漬けにした牡蠣を発酵させて作るオイスターソースも、牡蠣の旨味や風味がぎゅっと凝縮されていて美味しいですね。
一般のご家庭では炭火で焼き牡蠣などは難しいので、コンロでも作れる蒸しガキの簡単な作り方をご紹介します。
- 殻付きのまま鍋にぎっしり詰め込みます。
💡鍋に入れる時のポイント
膨らんでいる方の殻を下にしてください。平たいほうを下にすると、せっかくの美味しいカキの汁が鍋にこぼれてしまいます。 - 鍋底が焦げつかないように1㎝くらい水を張ったら、蓋をして中火から弱火で10分ほど蒸します。
牡蠣が蒸し上がれば殻は簡単に開けられ、焼いた時のように火の通り加減を気にすることもなく、濃厚なカキの旨味を味わえます。酒蒸しにしても良いですね🍶
能登かきは良く見かける大ぶりのものより少し小さめなので子供や女性の方にも食べやすく、大ぶりでは難しい料理にも合わせやすいと評判がいいです。
個人的に好きな食べ方はアヒージョです。みんなで炭火焼きをする時に、網に小鍋を置いてアヒージョコーナーを作って焼き牡蠣と一緒に楽しみました☺️
\Fのさかな本舗で能登かき販売中/
Fのさかなは「さかなの日」賛同メンバーです。
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