ネバネバの健康食材「赤藻屑」/さかなの日
ネバネバの健康食材としても注目されているアカモクのご紹介です。

「アカモク」とは
アカモクはホンダワラ科に属する一年生の海藻で、秋から冬に芽生えると2、3ヶ月で急激に成長し、長いものでは全長が10mになります。
浅い海底の岩に、平たく枝分かれした仮根と呼ばれるものでくっついて生えています。ホンダワラ科の海藻は、気胞と呼ばれる浮き袋のような組織を持つことが特徴で、この気胞の浮力を使うことでホンダワラ科の海藻は海中に立ち上がり、成長に必要な日光をたくさん浴びることができます。流れ藻となって海を漂うのもこの気胞のせいです。
邪魔モノだった?
石川県七尾市など富山湾側では昔から食べられていたアカモク。
アカモクの「モク」は藻屑(もくず)が縮まったもの。食用として重要視されていなかったり、育ちすぎたものは漁師の船のスクリューに引っかかったりと邪魔モノ扱いでした。
しかし、アカモクは密集した藻場を作ります。この藻場で魚やエビ・カニなどが卵を産んだり外的から身を守ります。
邪魔モノ扱いをされていたアカモクですが、とても大事な役割もあるのです。


アカモクの栄養と味覚
アカモクは、カリウムやカルシウム・鉄といったミネラル成分、さらに、ぬめり成分の食物繊維を豊富に含み、健康志向の人々に注目されています。
アカモクは生では茶色ですが、茹でると新鮮なものほど、素早く鮮やかな緑色に変わります。
葉のシャキシャキとした食感や、刻むと出てくるネバネバ成分を楽しんでみてはいかがでしょうか?
簡単アカモクレシピをご紹介します。
アカモクの粕汁

材料(4人分)
- アカモク(下処理済み):100g
- 水:1000ml
- 昆布:適量
- 酒粕:小さじ2
- 味噌:大さじ4
作り方
- アカモクは茎の硬い部分を取り除き、水洗いを数回する。
- (たたくように)細かく切っておく。
- 十分に沸騰した湯で30秒から1分程度茹で、ザルにあけ、流水でよくすすぐ。
- 鍋に水と昆布を入れて火にかける。沸いたら昆布を取り出し、酒粕、味噌を入れる。
- お椀にアカモクを盛り、④の汁を注ぎ入れる。

アカモクはFのさかな本舗でもご購入できます。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
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