七色に輝く巨体「シイラ」/さかなの日
黄金色のヒレをきらめかせ時速60km越えのスピードで泳ぐ、美しさとダイナミックさを兼ね備えた「太陽の申し子」シイラのご紹介です。

「シイラ」とは
シイラはとても大きなさかな。体長は1.5mから大きくなると2mを超えることもあります。体重は30kg〜40kg。お店に出すのも大変ですから、そのままの姿を見たことのある人は多くないでしょう。
日本ではあまり知られていないシイラですが、海外では有名な魚。ハワイでは観光客に人気のメニュー「マヒマヒのフライ」に使われています。
また、台湾のタオ族はシイラを“神の魚”アラヨと呼んで大切にしています。
2009年には長崎県平戸市で「シイラフォーラム」が開催されたりと、 日本でもシイラを見直す動きが各地で起こっています。
シイラの雌雄はおでこでわかる?
口の中には小さくて尖った歯が並んでいるのですが、シイラはさらに舌の上にも歯が生えているという不思議な魚。
体は全体に細長くて平べったく、大きな頭から尾に向かって狭くなっていて、楕円形の小さなウロコで覆われています。
シイラは、頭の上から尾ビレのつけ根まで続く大きな背ビレと深く切れ込んだ大きな尾ビレが特長です。
さらに雄は成長するにつれておでこが異様に大きく盛り上がるため、奇妙さに一層拍車がかかります。
一方、雌は成長してもおでこが大きくならないため、雌雄は簡単に見分けられます。

油と相性が良く食べ応えのある魚
赤みがかった白身には脂肪分が少なく淡白でクセがないので、フライやムニエルにしてオリーブ油やバターなどで脂肪分を補うと、より一層おいしくいただけます。また、揚げたものはサンドイッチやあんかけなどアレンジが利きますね。
新鮮なものは刺身やカルパッチョにしても◎。
高知県四万十市では尾に近い部分の身がシイラ・ジャーキーにされたり、神奈川県平塚市では燻製に、沖縄県国頭村では干物にと、食べ方にも意外に豊富なバリエーションがあります。


漁獲次第でシイラが入ることがある商品をFのさかな本舗でも取り扱っています。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
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